名犬ラッシー / コミック・アニメ

![]() 名犬ラッシー 6 [DVD]/DVDおすすめ度: 発売日: (2002年11月25日)
Review
地上波では上記レビューにかいてあるように本当の最終話である第26話は放送されなかったらしく、僕もこのDVDで初めて見たのですが、個人的な感想としては第25話の後日談である第26話はファンサービス的な感じが強く、シリーズの最後としては第25話の終わり方でよかったと思います。 放送されない可能性を考慮しての監督の判断だったのかもしれませんが。 DVDを買おうか考えているような人なら見て損はないと思います。 作品は言うに及ばず、ヨークシャーの炭鉱町を舞台にそこに生きる人達が活き活きと優しく描かれており、見ているこちらまで優しい気持ちになる素晴らしい作品です。 |
![]() 名犬ラッシー 1 [DVD]/DVDおすすめ度: 発売日: (2002年09月25日)
Review
キャラの造型が地味だったせいか、惜しくも早期打ち切りとなってしまった本作。世界名作劇場の中でも極めて影が薄い。(これと次の家なき子レミの低視聴率が、結果として名劇の長い歴史に終止符を打たせてしまった) ただ中身は個人的には名劇の中でも上位に入るほど印象深かったです。 どこにでもありそうな家族のどこにでもいそうなごく普通の少年と、ラッシーや友達の心の交流を、とても優しいまなざしで描いている。 例えば友達とボートで川を溯るような些細な出来事にさえ少年らしい未知の探究心を躍らせるところなどは、観ていてかつて自分にもそういう日があったと優しく思い起こさせられた。 名劇と言えば教訓めいたメッセージ性や、主人公が不幸にただひたすら耐えるような姿勢を賞賛するようなテーマを含んだ作品が多く、ちょっと観ていて重いものがあったが、この名犬ラッシーのテーマはあくまでジョンとラッシーの、そして二人を取り巻く人たちの心の交流なので、観た人にとても爽やかな感動を与えてくれる。所謂美少女路線に走らなかったのも◎。 そして忘れてはいけないのが音楽。OPの“終わらない物語”、EDの“少年の丘”。どちらもとても素晴らしく、また作中に流れるBGMも、まるでジョンとラッシーを祝福してくれてるかのように、透き通った音色で物語を盛り上げてくれます。 |
![]() 名犬ラッシー 4 [DVD]/DVDおすすめ度: 発売日: (2002年10月25日)
Review
グリノールブリッジ村にやって来た大男アイアンは、ジョンの父サムの紹介で、炭鉱で働くことになった。寡黙だが働き者で心の優しいアイアンに、ジョンやサムは信頼を寄せるようになる。だが、町から来た警部は、アイアンがロンドンで起こった金塊強盗の犯人と睨み、さらにドーハン所長の金時計を盗んだ罪まででっちあげ、アイアンを逮捕しようとする。・・・ この4巻では、ジョンの勇気とラッシーの賢さで、周りで起こった事件を解決する、というエピソードばかりが収録されています。こういったエピソードは、このアニメのオリジナルということですが、ジョンやラッシーの日常が微笑ましく描かれています。ジョンの母メリッサと一緒に働くホッパー先生や、ジョンの担任カリー先生など、脇役がメインのエピソードもあって、面白いです。 |
![]() 名犬ラッシー 2 [DVD]/DVDおすすめ度: 発売日: (2002年09月25日)
Review
本放映があの『ロミオの青い空』の直後だったこともあり、人によっては問答無用で「駄作」「代わりにロミオを続行すれば良かった」などと手厳しい評価をされた、名劇の中でも複雑な立場に置かれた作品です。 エピソードの大半はアニメオリジナルで、舞台となる村で繰り広げられる、仲間たちや人々の些細な事件や心暖まるエピソードを描いてます。同系統の『アン』や『トム・ソーヤー』があくまで原作がそのスタイルだった為表現に説得力があったのに対し、この『ラッシー』はオリジナルのせいか、現実的でありながらどこかロマン化されたような、『名劇』とも『娯楽アニメ』とも取れない独特な作風に仕上がっています。 スタッフは子供が楽しめるように暗い雰囲気の原作をアレンジしたそうですが、作中には時折妙にリアルな大人世界を描写した箇所もあり、また『ピーターパン』『ティコ』のように開き直った娯楽性を追及したワケでもなく、子供たちに受け入れられたかどうかは疑問です。極めつけは『ロミオ』『セーラ』のような美少年・美少女も存在しない(厳密には一人いるが…)ので“その方面”のウケも良くはなかったでしょう。 ―ではこれは失敗作だったのでしょうか?…決してそうではないと思う。EDの曲がどこか切なげに過ぎ去ってしまった少年時代の追憶を愛おしく謳っているように、これはどちらかと言えばもう大人になってしまった人間が、追憶の片隅にある、宝石のような綺麗でささやかな子供時代の想い出を謳った物語なのでしょう。いつも一緒だった三人と一匹が、新しく友達になれた伯爵家の令嬢と小さな冒険に出かけたり、一緒にケーキを作ったりするような何気ない出来事がヤケに輝いて見えるのは、スタッフの方々が自身のそんな追憶を慈しみ、また子供である視聴者たちに、彼らにとってのそんな些細な“今”を大切にしてもらいたいと、心のどこかで願っているから―そう感じさせるような作風でした。 |
![]() 名犬ラッシー 3 [DVD]/DVDおすすめ度: 発売日: (2002年10月25日)
Review
(Vol.2のレビューから若干続きます)個人的には世界名作劇場の中でも一番好きな作品ですが、この作品の視聴率が低かったのにはやはりそれなりの理由があるとは思います。 日常的なドラマを情感豊かに描くよりも、美少女や暴力シーンを披露した方が遥かに手っ取り早く視聴率を稼げる時代においては、世界名作劇場的手法が生き残る術はなかったのかも知れません(この作品の前後のティコやロミオやレミが、名劇的要素に加えて、時折作中に今風の暴力・恋愛といったドラマ要素を絡めたおかげでウケが良かったのも、それを証明していますよね。)。そう言ったイミでは、晩期の世界名作劇場4作品の中では一番“古風”なスタイルだと思います。 そういうワケで本放送時は多少不遇だった本作ですが、DVDとなって手に取れる現在は、その真価が十二分に発揮されています。オリジナル要素が強いため、脚本や演出に“弱さ”が目立つエピソードもあるにはあるものの、開放されて生きるこどもたちや、それを優しく見守る大人たちの姿を、時にコミカルに時に暖かく、コトバで説明せずに伝えたありようは、観ていてとても清々しいです。 取り分けVol.2とこのVol.3にかけて収録されている第9話~第11話までの、令嬢プリシラ・ラドリングを中心に描かれたエピソードは、この作品の真髄とも言えて、なんとも言えない情感と美しさに満ちています。 シンプルな娯楽とも、純粋な名作劇場路線とも取れないからこそ辿りつけた描写―それがこの世界名作劇場『名犬ラッシー』ならではの個性であり、魅力なのだと思います。 |
![]() 名犬ラッシー 5 [DVD]/DVDおすすめ度: 発売日: (2002年11月25日)
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ジョンとラッシーの周りでは、今日も些細ながらもあたたかな出来事がいっぱい。内気なジョンの友達のコリンは、遠足でクリスという少女に出会い、淡くも忘れられない初恋を体験することに。お隣のフォレストばあさんには、何と20年前に大ゲンカした息子が訪ねてきた。そんな中、ウェリントン炭坑では石炭の出が悪くなり、炭鉱労働者たちの生活は一気に苦しくなる。サムは鉱山の操業を頼み出るが、鉱山主のラドリング侯爵は閉山を考えていた。・・・ この『名犬ラッシー』は、最初は小さな子犬だったラッシーが、今では毛並みも美しい成犬に育ち、ラッシーの成長を描いた作品だと考えていました。でも実は、そんなラッシーを見守り、世話をするジョンの成長をも描いているんだと思います。風邪の蔓延で次々と村人達が病に臥し、村でただ一人の看護婦である母までもが倒れてしまう、という状況で、ホッパー先生の助手を買って出たジョンに、たくましさを感じました。そんな中、ジョンに訪れる最大の試練。村の生活のため、そして父親のためにラッシーを手放さなければならない場面は、何度見てもぐっときます。 |
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